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英G1ジュライCはミルストリームが快勝、人気の3歳勢はヴァンディークの3着が最高

2024年07月14日 08:39

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 英G1ジュライカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地13日にニューマーケット競馬場で行われ、5番人気のミルストリームが馬群の後列から残り1ハロンで先頭をうかがうと、2番手から粘り込む7番人気スウィングアロングとの争いをクビ差で制した。

 レースは11頭が馬場の中央からスタンド側に寄って一団で進み、ミルストリームは外から2つ目の枠なりに馬場の中央付近を追走。先頭から3馬身ほどの位置で中間点を通過すると、馬群の大外からスパートして先頭に顔をのぞかせ、食い下がるスウィングアロングをねじ伏せるようにゴールした。

 さらに1馬身3/4差の3着争いは4頭による接戦となり、勝ち馬と反対の内ラチ側を追走した2番人気のヴァンディークが最先着。その後ろは逃げたアートパワー(9番人気)、1番人気のイニシェリン、6番人気のジャッスールとそれぞれクビ差で続いた。

 ミルストリームはJ.チャプルハイアム調教師が管理するグレンイーグルス(父ガリレオ)産駒の4歳牡馬でG1初制覇。前走のG1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスでも3着に好走しており、重賞は前々走のG2デュークオブヨークステークスに続く3勝目とした。なお、1歳上の兄アシンメトリック(父ショーケーシング)は2021年の2歳G2リッチモンドステークスを勝つなどして種牡馬入りしている。

 英競馬メディア『racingtv.com』などによると、チャプルハイアム師は週中に降った雨がミルストリームに味方したと勝因に挙げるとともに、舞台のジュライコースでも過去に2着(2回)があったとコース適性に言及。今後は仏G1モーリスドゲスト賞が目標とコメントしている。