現地28日、独ミュンヘン競馬場でG1ダルマイヤー大賞（芝2000m）が行われ、A.デフリース騎乗の2番人気カリフが1番人気のファンタスティックムーンを下してG1初勝利を手にした。

　カリフとファンタスティックムーンはいずれも縦長となった馬群の中段でレースを進める展開。第4コーナーでカリフが前との差を詰めたのに対し、ファンタスティックムーンはやや離されて直線に入る。

　直線では先に追い出したファンタスティックムーンが伸びて残り200メートル付近で先頭のカリフに並びかけたが、仕掛けを遅らせていたカリフも激しく抵抗。ゴール前では逆に突き放し、1馬身差の勝利を収めた。

　C＆Y.レルネール厩舎のカリフはアレイオン産駒の5歳セン馬。6月に仏G3ラクープを勝っており、今回が4回目の重賞制覇にして待望のG1初勝利となった。