フランケルが100頭目の重賞勝ち馬輩出、ガリレオやディープ超えの最速記録
2024年08月13日 10:55
現地10日に英ニューマーケット競馬場で行われたG3スイートソレラステークスを、フランケル産駒のレイクヴィクトリアが勝利。これにより、フランケルは100頭目の重賞勝ち馬を送り出す偉業を史上最速の3144日で達成。名種牡馬の父ガリレオやデインヒル、ドバウィ、そして日本のディープインパクトらを上回った。
ガリレオ産駒のフランケルは現役時代に14戦全勝の完璧な成績を残し、種牡馬としても2021年と23年に英リーディングサイアーを獲得。ここ3年は欧州の賞金ランキングトップに君臨している。
主な産駒にはシャルディーン(英2000ギニーなど)、ソウルシスター(英オークスなど)、ウエストオーバー(愛ダービーなど)、アダイヤー(英ダービーなど)、アルピニスタ(凱旋門賞など)、クラックスマン(英チャンピオンSなど)らがおり、日本でもソウルスターリング(オークスなど)、モズアスコット(安田記念など)、グレナディアガーズ(朝日杯フューチュリティSなど)がG1を勝った。
同馬を所有するジャドモントの英国ゼネラルマネージャーのS.モックリッジ氏は「フランケルとその記録的な業績には限界がないようだ。人生でこのほど並外れた馬を目の当たりにするなんて、なんと栄誉なことだろうか」とコメント。さらに「フランケルがこの重要な節目を迎えられ、名種牡馬として地位を確立できたのは、世界中のブリーダーのサポートなしにはあり得なかった。彼らには心から感謝している」と語った。