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無敗の快足女王ブラックキャビアが蹄葉炎により予後不良

2024年08月18日 08:51

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 現役時代にG1レース15勝を含む25戦無敗の驚異的な戦績を残し、豪州で史上最強スプリンターとして名高いブラックキャビアが、現地17日の午前にニューサウスウェールズ州の病院で死亡した。同馬のオーナーグループが蹄葉炎により予後不良の措置が取られたことを発表した。

 ブラックキャビアは17日にスニッツェル産駒の牡馬を出産するも、その後に予後不良の措置が取られたとのこと。18日には18歳の誕生日を迎えるところだった。

『racing.com』など地元の豪州をはじめとする世界の競馬メディアが悲報を伝え、現役時代にブラックキャビアを管理したP.ムーディー調教師は「彼女は1週間ほど前に母乳感染症を患い、全ての繁殖牝馬にするように手を尽くしたが、彼女の脚に直接影響を及ぼし、死に至らしめることになった」「昨日、彼女の脚をスキャンしたところ、血流が全く無くなっていた」と、命を救う手立てがなかったと説明している。

 ブラックキャビアは繁殖入り後に9頭を出産。これまで最も活躍した産駒は4勝したインヴィンシブルキャビア(父アイアムインヴィンシブル)だが、昨春に死亡している。なお、前記のスニッツェル産駒の他にジオータムサン産駒の1歳牡馬とリトゥンタイクーン産駒の3歳牝馬ペルシアンキャビアはまだレースを経験していない。