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​愛ダービー馬ロスアンゼルス、英G2グレートヴォルティジュールSを競り勝ち

2024年08月22日 15:20

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 現地21日、英ヨーク競馬場でG2グレートヴォルティジュールステークス(3歳牡馬・セン馬、芝12ハロン)が行われ、愛ダービー馬のロスアンゼルスが三つ巴の接戦を制した。

 レースは最低人気のユーフォリックがペースメーカーとしてレースを先導。仏G1パリ大賞2着のイリノイが2番手、ロスアンゼルスが3番手と、3頭出しのA.オブライエン厩舎勢が盤石の布陣を築く。

 直線に入るとまずイリノイが先頭に立ち、そこへ内からロサンゼルスが並びかけて前へ。さらに大外からサクソンウォリアー産駒のキングズギャンビットも迫ったが、最後はロスアンゼルスがイリノイにクビ差をつけてゴールした。キングズギャンビットはさらにクビ差の3着だった。

 キャメロット産駒のロスアンゼルスは英ダービー3着後に6月末の愛ダービーを制覇。同日のG1英インターナショナルステークスにも登録していたが、同厩の英ダービー馬シティオブトロイとの使い分けでこのレースに追加登録していた。

 この勝利を受け、大手ブックメーカー『パディパワー』は9月のG1英セントレジャーでロスアンゼルスを3.5倍の1番人気としたが、今後の進路はまだ流動的なもよう。英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン師は「距離を伸ばすこともできるが、実力は十分なのでアイリッシュチャンピオンステークスで好走して凱旋門賞に行くこともできる」と話している。

 ちなみに昨年のグレートヴォルティジュールSを制したオブライエン厩舎のハーツクライ産駒コンティニュアスは、次走の英セントレジャーを制覇。さらに凱旋門賞へ向かって5着と善戦した。