現地22日、英ヨーク競馬場でG1ヨークシャーオークス（3歳以上牝馬、芝12ハロン）が行われ、追加登録した愛オークス2着馬のコンテントが勝利した。

　スタートが今ひとつだったコンテントはややかかり気味となり、R.ムーア騎手が中団の内側でなんとかなだめつつ前を追走。直線に入るとまずはエミリーアップジョンが2番手から先頭に抜け出し、それを外から愛オークス馬ユーゴットトゥミーが猛追する。

　コンテントは両頭から離れた内ラチ側を突いて進出。ライバルたちの叩き合いを尻目に先頭に立ち、そのまま押し切った。3/4馬身差の2着はユーゴットトゥミー、さらに1馬身差の3着にエミリーアップジョンが続いた。

　A.オブライエン厩舎のコンテントはガリレオ産駒。今年は仏1000ギニー8着などマイル路線で結果を出せずにいたが、中距離路線では古馬相手の愛G1プリティポリーステークスで3着、愛オークスではユーゴットトゥミーの2着と好走。そして今回はユーゴットトゥミーに雪辱してのG1初制覇となった。

　英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン調教師は今後について「（凱旋門賞の）牝馬向けトライアルに行くことができるし、凱旋門賞やヴェルメイユ賞、または米遠征に行くことだって可能だ」とし、ハイペースのレース向きだと語っている。