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ファンタスティックムーンが独G1バーデン大賞を快勝、次戦で凱旋門賞に参戦へ

2024年09月02日 12:10

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 独G1バーデン大賞(3歳以上、芝2400m)が現地1日にバーデンバーデン競馬場で行われ、最後方追走の2番人気ファンタスティックムーンが直線入口で外ラチ側に持ち出されると、集団の最内を突いて追いすがる1番人気ドバイオナーを振り切った(1馬身1/4差)。

 6頭立ての最後方に構えたファンタスティックムーンは、直線入口で馬場の中央から横一線に広がる6頭の大外に持ち出されてスパート。外ラチ沿いから末脚を伸ばして先頭に抜け出すと、馬場中央寄りの最内から追い上げるドバイオナーを振り切った。さらに3馬身1/2差の3着には3番人気のナラティヴォが続いた。

 ファンタスティックムーンはS.シュタインベルク調教師が管理するシーザムーン産駒の4歳牡馬で、昨年の独ダービー以来となるG1レース2勝目。この間にニエル賞とバーデン経済大賞を勝つなど、重賞は通算6勝目とした。

 英競馬メディア『racingpost.com』によると、ファンタスティックムーンを所有するリバティレーシングのL-W.バウムガートナー氏は、次戦で凱旋門賞に挑戦することを宣言した。なお、大手ブックメーカーの『コーラル』は、凱旋門賞におけるファンタスティックムーンの前売りオッズを34倍から26倍にカットしている。