今年3月にG1ドバイターフを勝つなど主に芝のマイル路線で活躍してきたファクトゥールシュヴァルの次走は、英チャンピオンズデーか米ブリーダーズカップクラシックかで揺れているようだ。

　リブチェスター産駒の5歳セン馬ファクトゥールシュヴァルは、ここまでの16戦のうち14戦、6勝のうち5勝が芝マイルのレース。ただし英競馬メディア『At The Races』によると、陣営は初ダートおよび初の10ハロンとなるBCクラシックも選択肢のひとつに入れているという。

　J.レニエ調教師は「馬場と対戦相手次第なので、明確な計画は立てたくない。馬場が十分にソフトならアスコットのQE2（G1クイーンエリザベス2世ステークス）か英チャンピオンステークスに出るだろう。彼は重馬場でも非常にうまく対応できる」とコメント。

　そのうえで同師は「彼はメイダン（ドバイ）のダートでの調教でもいい動きを見せており、キックバック（砂の跳ね返り）も苦にしない。だからBCはいいチャレンジになるかもしれないが、決断はその時が近づいてからになる」と続けていた。