“レジェンド”があのディープインパクト産駒とご対面－。アイルランドのクールモアスタッドが25日、武豊騎手（55）とディープインパクト産駒オーギュストロダン（牡4、A・オブライエン）の写真をX（旧ツイッター）アカウントに投稿した。

　写真では、私設調教場「バリードイル」の馬房内で、オーギュストロダンとともにエイダン・オブライエン調教師、キーファーズの松島正昭代表、クールモアのマイケル・マグナ－氏の4人が笑顔を見せている。

　オーギュストロダンは日本の最強馬ディープインパクトのラストクロップ（産駒最終世代）。昨年は英愛ダービー、愛チャンピオンS、BCターフを制し、2歳時のフューチュリティートロフィー、今年のプリンスオブウェールズSと合わせ、ここまでG1・6勝を挙げている。今秋の最大目標は父の母国、日本で行われるジャパンC（G1、芝2400メートル、11月24日＝東京）と陣営は明言。前走の愛チャンピオンS2着後、当初の予定通りジャパンCに直行するのか、凱旋門賞（G1、芝2400メートル、10月6日＝パリロンシャン）を使うのか、その動向に注目が集まっている。

　武豊騎手は凱旋門賞でコンビを組むアルリファー（牡4、J・オブライエン）の1週前調教に騎乗するため、アイルランドを訪問中。父ディープインパクトの名声を高めた欧州における最高傑作オーギュストロダンと、父の主戦を務めた武豊騎手の邂逅。日本の競馬ファンにとっても、最高の、衝撃の1枚だ。

出典：日刊スポーツ