欧米のG1レースで14勝を挙げた歴史的名牝のゴルディコヴァが、英競馬殿堂に選出された。同馬は負傷騎手基金の先駆者であるJ.ベリー氏、一般投票で選出済みの名馬ドバイミレニアムと共に10月19日の英チャンピオンズデーで表彰される。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』や『At The Races』が報じている。

　ゴルディコヴァはアイルランドで2005年に生まれたアナバー産駒で、フランスのF.ヘッド厩舎に所属。空前絶後の米G1ブリーダーズカップマイル3連覇、仏G1ロートシルト賞4連覇を成し遂げたほか、英国ではファルマスステークス、クイーンアンステークスの両マイルG1を制した。通算成績は27戦17勝。

　オーナーだったヴェルテメール兄弟は「チャンピオンのゴルディコヴァが殿堂入りを果たすことに感動し、光栄に思う。この名誉ある表彰は彼女のキャリアの価値を反映している」とのコメントを出している。