【凱旋門賞】ドイツのファンタスティックムーン出否は「天気次第」ジャパンC参戦の可能性も
2024年09月29日 14:38
凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)に向け、バーデン大賞覇者のファンタスティックムーン(牡4、S・シュタインベルク)は27日にミュンヘン競馬場で最終追い切りを行った。ドイツの地元紙「ギャロップオンライン」が報じている。
シュタインベルク調教師は「バーデン大賞の前と同じようにレネ・ピーヒュレク騎手が騎乗し、長めのギャロップを行いました。フレッシュで活気があって、とても満足しています」とコメント。主戦を務めるピーヒュレク騎手も「とても良かったです」と追い切りの感触を語っている。
昨年のドイツダービー馬で、現在のドイツを代表するトップホース。昨年はフランスで前哨戦のニエル賞を勝った後に追加登録料を払って参戦(11着)。今年は予備登録を行っているものの、2年連続の参戦について、シュタインベルク師は「パリの天気を注意深く見守り、来週末まで(出否の)最終決定はしない」と語り、オーナーのリバティレーシング関係者も「不良(ベリーソフト)や難しい馬場状態では走らないでしょう」と慎重な姿勢だ。
「ギャロップオンライン」はファンタスティックムーンの凱旋門賞参戦については「天気次第だ」と分析。「ファンタスティックムーンが凱旋門賞の代わりに出走するなら、11月2日に行われ、良馬場の可能性が高いカリフォルニア州デルマーのブリーダーズカップ(ターフ)だ。ジャパンカップと香港ヴァーズもそのルート上にある」とジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)参戦の可能性を伝えている。