米競馬年度顕彰にあたるエクリプス賞で最優秀騎手に5回選出を誇るI.オルティスJr.騎手（32）が、現地13日に米キーンランド競馬場で通算4000勝目を挙げた。

　オルティス騎手はプエルトリコ出身で、2011年から米ニューヨークを拠点に活躍。主な勝ち鞍は2016年のベルモントステークス（クリエイター）、2019年のブリーダーズカップクラシック（ヴィーノロッソ）、同年の年度代表馬ブリックスアンドモルタルとのコンビでのBCターフやペガサスワールドカップターフ、アーリントンミリオンなどがある。

　2017年以降の北米での勝ち鞍はトップで、21年10月に通算3000勝を達成してから約3年で1000勝を上積みして新たな大台に達した。今年も現在256勝でトップに立っている。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、オルティス騎手はキーンランド競馬場の広報担当に対して「毎日サポートしてくれた、チャンスを与えてくれたすべての調教師とオーナーに感謝しなくてはいけない。彼らがいなければ、いま誰も私を知らなかっただろう」と語っている。