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キングオブスティールの引退が決定、2023年の英チャンピオンS制覇

2024年10月19日 11:24

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 2023年のG1英チャンピオンステークスを制したキングオブスティールの引退、アイルランドのタリホースタッドでの種牡馬入りが決まった。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 キングオブスティールはウートンバセット産駒の4歳馬。昨年のG1英ダービーでオーギュストロダンの2着と好走すると、続くロイヤルアスコットでの英G2キングエドワード7世ステークスを勝利。秋にはL.デットーリ騎手とのコンビで英チャンピオンSを制した。

 今年は5月の始動戦を前に脚を故障して長期休養に入り、そのまま復帰することなく引退となった。通算成績は8戦3勝。

 英チャンピオンS制覇の当時は引退宣言を撤回し、翌年から米国に拠点を移して現役続行を決めたばかりだったデットーリ騎手はキングオブスティールの引退に際し、「彼はスティーブン・スピルバーグですら想像できなかったようなフィナーレを演出してくれた」「私の競馬人生でもっとも思い出に残る瞬間のひとつだった」と語り、「彼が一目置かれる種牡馬になるのは間違いない」と期待を寄せた。