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​英チャンピオンズスプリントS、3歳馬カインドオブブルーが接戦を制す

2024年10月21日 10:25

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 現地19日、英アスコット競馬場でG1英チャンピオンズスプリントステークス(芝6ハロン)が行われ、J.ドイル騎乗のカインドオブブルーが接戦を制した。

 レースは春に英マイルG1ロッキンジステークスを勝ったオーディエンスと連覇を狙う昨年の勝ち馬アートパワーがハナを争い、カインドオブブルーは8番手付近に。残り2ハロン付近で逃げ馬たちが後退していくと、代わって先行勢から昨年4着のスウィングアロングとカインドオブブルーが抜け出して叩き合いになり、最後はカインドオブブルーがアタマ差で勝利を手にした。

 いったん半馬身ほど離されたスウィングアロングはゴール前で差し返すも及ばず。さらにクビ差の3着は伏兵フローラオブバミューダで、アートパワーは13着、昨年2着のキンロスは7着に終わった。

 J.ファンショー厩舎のカインドオブブルーはブルーポイント産駒の3歳馬。4月のデビューから2連勝後はロイヤルアスコットでのG1コモンウェルスカップ4着、前走の英G1スプリントカップ2着と重賞で勝ち切れず4連敗していたが、D.マスカット騎手からドイル騎手に乗り替わったここで重賞初勝利かつG1初制覇となった。

 英競馬メディア『At The Races』によると、ファンショー調教師は「この馬に多大な労力を費やしてくれたマスカットにも感謝せねば。彼にとっては不運だったろうが、彼の働きにも感謝の意を評さなければならない」とマスカット騎手を労い、この勝利はチームの努力の結果だと語った。