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遠征帯同馬のシーキング、豪G3ベンディゴC快勝でメルボルンC有力候補に大出世

2024年10月31日 12:40

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 現地30日、豪ベンディゴ競馬場でG3ベンディゴカップ(ハンデキャップ、芝2400m)が行われ、D.ベイツ騎乗のシーキングが快勝。115日のG1メルボルンカップ制覇に近づいた。

 内目の枠から出たシーキングは中段よりやや前で流れに乗り、残り約1000メートル付近で外から楽な手応えのまま進出。一気に先頭までまくり切って最終コーナーを回ると、直線でも独走して3.75馬身差の勝利を収めた。

 シーキングはシーザスターズ産駒の5歳セン馬。先日の豪G1コックスプレートに参戦したドックランズの帯同馬として購入されたばかりで、過去18戦はリステッドの出走経験すらなく、19戦目の重賞初挑戦で初制覇を果たしてメルボルンC出走権を獲得した。

 同馬を管理し始めたばかりのH.ユースタス調教師にとってもこの結果は意外だったようで、「信じられないほど興奮している。ここはメルボルンCの出走権を得る最後の機会なので、今日の結果はまさに夢のようだ」とコメント。「特にテリー(オーナーのヘンダーソン氏)に感謝したい。彼はドックランズが遠征する直前にこの馬を購入した。とてもいい決断だった」と続けていた。

 なおこの結果を受け、シーキングはメルボルンCの前売りで11倍の4番人気まで急浮上。1番人気はバッカルーの5倍で、日本から参戦するワープスピードは31倍となっている。