現地1日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズ（2歳牝馬、ダート8.5ハロン）が行われ、日本から参戦したアメリカンビキニとオトメナシャチョウはそれぞれ最下位の9着と7着に終わった。

　3番人気のアメリカンビキニは外枠から好スタートを切って果敢に2番手を確保。その直後の5番手に1番人気のイマーシブがつけ、オトメナシャチョウは後方からのレースとなる。

　第3コーナーで鞍上のR.ムーア騎手の手が動いたアメリカンビキニは早々に手ごたえをなくして後退。2番手からウォッカウィズアツイストが先頭に立って最終コーナーを回るが、直線に入るとイマーシブが外から先行勢をあっさりかわして独走状態に入り、最後は4馬身半差の圧勝だった。

　2着争いはウォッカウィズアツイストが制し、さらに1馬身半差の3着にクイッキック。オトメナシャチョウは見せ場なく勝ち馬から約30馬身差の7着、先行したものの失速したアメリカンビキニは41馬身差の9着に沈んだ。

　勝ったイマーシブはB.コックス厩舎のナイキスト産駒でゴドルフィン所有馬。スピナウェイステークス、アルシビアデスステークス、そして今回とG1での3連勝を含むデビュー4連勝で米2歳女王の座を確実にした。