現地1日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ（2歳牝馬、芝8ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていた欧州勢のレイクヴィクトリアが初のマイルも難なく克服して快勝した。

　最内枠のレイクヴィクトリアはR.ムーア騎手が押して出たものの好位は取れず、中段からのレースに。しかし馬群が詰まったコーナーで鞍上が仕掛けて内から上がっていくと、直線入り口では3番手まで浮上。そこから一気に伸びて先頭まで突き抜け、最後は追いすがるメイデイレディを1馬身半差で振り切った。

　3着はさらに1馬身差で人気薄のナイトロジェン。2番人気のソートプロセスは9着に終わった。

　レイクヴィクトリアはA.オブライエン厩舎のフランケル産駒。ショーケーシング産駒の母クワイエットリフレクションは英G1スプリントカップ制覇など短距離路線で活躍した名牝で、自身はモイグレアスタッドステークス、チェヴァリーパークステークスに続く3度目のG1制覇でデビュー5連勝とした。