現地4日にファシグティプトン社のノベンバーセールが行われ、ノーザンファームの吉田勝己氏が米G1を3勝した名牝アデアマナーを280万ドル（約4億3000万円）で落札した。

　アデアマナーはアンクルモー産駒の5歳馬。4歳から本格化するとクレメントL.ハーシュステークスなど重賞4勝を含む5連勝をマーク。5歳となった今年は4月のG1アップルブロッサムハンデキャップや8月のクレメントL.ハーシュSなど3連勝していたが、前売り1番人気に推されていた8月末のG1パシフィッククラシックを状態不十分で回避してそのまま引退した。通算成績は18戦10勝。

　グランド牧場はフランケル産駒の5歳馬で米G1ベルモントオークスなどを勝ったマキューリックをこの日の最高値となる600万ドル（約9億3000万円）で落札。さらに米G1メイトリアークステークス勝ち馬で半妹に米G1テストステークス勝ち馬のウェイズアンドミーンズ（父プラクティカルジョーク）がいるフリントシャー産駒の4歳馬サージキャパシティを360万ドル、今年の米G1ブリーダーズカップクラシックを制したシエラレオーネと同3着の日本馬フォーエバーヤングの母たちの半姉を母に持つ5歳馬オンアラート（父メダグリアドーロ）も85万ドルで落札した。

　そのほかでは、仏G1フォレ賞を制したジャスティファイ産駒の3歳馬ラマチュエルが510万ドル、今月2日に米G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフを勝ったゴーストザッパー産駒の5歳馬モイラが430万ドルの高値で落札された。