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ブックンダンノはサウジC出走に意欲、米G2シガーマイルHでアピール作戦

2024年11月26日 11:15

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 今年6月に米G1制覇を果たしたものの今月のブリーダーズカップ開催には出走しなかったブックンダンノが、登録していた25日のレース出走を取りやめ、12月7日のG2シガーマイルハンデキャップに向かうことをD.ライアン調教師が明らかにした。

 これは米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じたもの。ライアン師は8ハロンのシガーマイルHに出ることで、来年2月にサウジアアラビアで行われるダート6ハロンのリヤドダートスプリントと、ダート9ハロンのG1サウジカップのどちらに適性があるか見極めたいという。同師は「基本的にはサウジのどれかのレースに出ることを考えており、これで決断がずっと容易になる」と語った。

 ブッケロ産駒の3歳馬ブックンダンノは8ハロン戦に2回出走したことがあり、今年2月にはG3サウジダービーでは先行策から直線で先頭に立って押し切るかと思われたが、鋭く伸びてきた日本馬のフォーエバーヤングに差されてアタマ差の2着だった。ライアン師は「率直に言って、負けるはずじゃなかった。あの馬(フォーエバーヤング)とはかなり差をつけていたからね」と振り返る。

 その上で「ブックンダンノも少し年を取って、位置取りが下がるなどスタイルが変わってきていると思う。G1のサウジカップは賞金2000万米ドル。大金だし、8着まで賞金が出る。招待されなければ」とコメント。「スプリントレースの方に招待されているが、ここでいい走りをすればビッグレース(サウジC)に招待されるだろう。オーディションのようなものだ」と、シガーマイルHの結果でサウジC出走を実現することに意欲を見せていた。