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メイショウサムソンが死亡、08年の凱旋門賞に挑戦

2024年11月28日 11:55

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 JRAは、クラシック二冠など日本でG14勝して2008年の仏G1凱旋門賞に挑戦したメイショウサムソンが26日に21歳で死亡したことを発表した。

 メイショウサムソンは父オペラハウス、母父ダンシングブレーヴという欧州血統で、2006年に皐月賞とダービーの二冠を制覇。菊花賞は4着に敗れて三冠馬にはなれなかったものの、翌07年は天皇賞の春秋連覇を達成した。

 08年は天皇賞(春)と宝塚記念で連続2着後、秋の凱旋門賞に参戦。だが無敗でこのレースを制した名牝ザルカヴァの10着に終わった。この年を最後に279勝で引退して種牡馬入りした。

 代表産駒には2020年の愛知杯など重賞3勝のデンコウアンジュらがいるが、G1勝ち馬は出ず。種牡馬引退後はひだか・ホース・フレンズで余生を送っていた。

 引退馬協会は「10月末に癌の確定診断を受けてから治療療養に専念してきましたが、この度心不全にて永眠いたしました。サムソンは治療にも大変協力的で、無駄な行動はしない大変頭の良い馬でした」とのコメントを発表。

「癌の進行により辛かったと思いますが、クラシック二冠、春秋天皇賞制覇とGⅠを4勝、大舞台で活躍を続けた不屈の精神力で果敢に病と闘ってくれました。前日まで、大好きな青草やニンジンを口にしていました。最期は安らかな旅立ちで安堵しています。ご支援いただいた皆さま、牧場スタッフ、医療スタッフの皆さまに心より御礼申し上げます」としている。