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香港国際競走の主役はカーインライジング、地元メディアが「世界で最注目」と指名

2024年12月04日 12:15

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 香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が「香港国際競走で最もプレッシャーを感じているのは誰か?」と題して地元目線の注目馬を取り上げている。

「当たり前のことから始めよう」と最初にフォーカスしたのは香港スプリントのカーインライジング。「まさに現在、恐らく世界で最注目の馬」「彼はたくさんの人に今週のレースで見るのを最も楽しみにされており、すでに多くが世界最高のスピードスターと見なしている」と今開催の主役に指名した。しかし、そうした称賛の一方で「今回のG1を勝つまではほとんど意味がない」と真価を問われることも付け加えている。

 また、主戦のZ.パートン騎手は過去に香港スプリントを3勝、D.ヘイズ調教師も1勝しているが、両者ではヘイズ師の方がより勝利を切望していると予想。すでに偉大なキャリアを築いているヘイズ師だが、2020年に香港で厩舎を再開業後はG1勝ちがないため「カーインライジングとの巨大な成功が見込まれる2025年を前に、この条件をクリアすることに必死だろう」と心中を察している。

 同メディアは、3連覇が懸かる香港カップで圧倒的な人気を集めるであろうロマンチックウォリアー陣営のプレッシャーも相当とし、「この街の最強馬に見せ場がなければ、賞金2000万ドルのサウジカップをはじめとする中東遠征への希望が減退する」と負けられない一戦であると指摘している。

 なお、同メディアは「日本調教馬は香港国際競走で通算20勝、そのうち12勝以上を過去10年で手にするなど長らくの狩りを楽しんできたが、昨年は2018年以来の手ぶらでの帰国となった」と日本勢の現状に言及。今週末も勝利がなければ、日本調教馬が海外で未勝利に終わるのは2018年以来となるため「その空白は、海外における日本馬の干ばつ」と表現している。