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【香港ヴァーズ・直前情報】「ジュンコに近いので…」仏の名伯楽ファーブル師がマルキザに自信

2024年12月07日 17:07

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 日本馬計9頭が出走する香港国際競走があす8日、シャティン競馬場で行われる。

 フランスから参戦するマルキザ(セン4、A・ファーブル)が怖い存在だ。日本からゼッフィーロ、ジェラルディーナ、レーベンスティールが参戦した昨年の香港ヴァーズは、同じファーブル厩舎のジュンコが豪快な差し切りで制した。

 アンドレ・ファーブル師はこれまで香港ヴァーズに13頭を出走させ、3勝2着4回3着1回という驚異的な成績を残している(99年ボルジア、14年フリントシャー、昨年ジュンコで勝利)。

 マルキザは前走のバイエルン大賞がG1初挑戦で5着。実績的には劣るが、3走前のシャンティイ大賞はジュンコとの追い比べで鼻差2着。当時の3着が今回も対戦するドバイオナー、4着がその後、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを圧勝し、ジャパンCにも参戦したゴリアットというハイレベルなメンバーだった。

 昨年のジュンコはコンセイユドパリ賞3着からバイエルン大賞を勝って、香港に遠征し、香港ヴァーズを制した。マルキザはコンセイユドパリ賞3着からバイエルン大賞で5着に敗れたが、「前走は馬場が重すぎた。柔らかい馬場はいいけど、重かったです。彼は動きが軽い馬なので」とファーブル師はまったく悲観していない。「彼は今とても体調がいいし、成績もジュンコに近いのでチャンスがある」と自信がありそうだ。

出典:日刊スポーツ