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ヴォイッジバブルは地元専念、王者が中東遠征で不在の年明けから香港三冠に挑戦か

2024年12月18日 11:28

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 香港マイルで2度目のG1制覇を飾ったヴォイッジバブルが、年明けから香港スチュワーズカップ(芝1600m)、香港ゴールドカップ(芝2000m)、チャンピオンズ&チャターカップ(芝2400m)と続く香港三冠に挑む可能性を地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が報じている。

 今や香港の王者として君臨するロマンチックウォリアーは年明けから中東遠征で不在。そのため、ヴォイッジバブルが1月19日の三冠初戦(香港スチュワーズC)で連覇に成功すれば、二冠目の香港ゴールドCへのドアが開くと同メディアは指摘する。

「彼は走っていなかったかのように100%回復している」とヴォイッジバブルが香港マイル後も元気一杯というP.イウ調教師も「彼がスチュワーズCでどうなるかだけど(ゴールドCも)プランにある」「2400mに関しては、彼が2000mでどうかを見てだね。三冠を勝てば1000万香港ドル(約2億円)のボーナスでしょ。海外遠征はしないつもりだよ。こっちの賞金は高いし彼も若くはないから、ここに集中する」と三冠挑戦が視野にあることを認めている。

 ヴォイッジバブルには香港ダービー制覇や今年の香港ゴールドCでロマンチックウォリアーのクビ差(2着)という実績もあるが、チャンピオンズ&チャターCの2400mとなると未知の領域に踏み込むことになる。

 香港三冠は1994年のリヴァーヴァードンしか達成したことがなく、2012年にアンビシャスドラゴンが王手をかけるも三冠目のチャンピオンズ&チャターCで2着に終わり未遂。2023年にはロマンチックウォリアー陣営が挑戦の意志を示したが、初戦の香港スチュワーズCでゴールデンシックスティに敗れてあえなく頓挫するなど、3戦とも2着に終わった経緯がある。その一方、香港ゴールドCでもロマンチックウォリアーを退けたゴールデンシックスティは、三冠目に出走しなかった。