香港のシャティン競馬場で現地1日に行われたG3ボヒニアスプリントトロフィー（芝1000m）は、3番人気のハウディープイズユアラブが最後方の6番手から徐々に進出し、逃げ粘る1番人気マジックコントロールを際どく差し切った（短アタマ差）。

　1番枠のハウディープイズユアラブは外ラチ沿いを進む馬群の最後方に回り込んで徐々に進出。2頭雁行から残り300mで抜け出したマジックコントロールを目標に末脚を伸ばし、ゴール前でねじ伏せるように差し切った。2番人気のビューティーウェイヴスはさらに1馬身3/4差の3着に敗れている。

　ハウディープイズユアラブはJ.サイズ調教師が管理するフェアリーキング系ディープフィールド産駒の5歳セン馬で重賞初制覇。直近2戦はG2ジョッキークラブスプリント（2着）、前走の香港スプリント（5着）と善戦し、この日は2着馬より約4.5kg重いトップハンデの約61kg（135ポンド）を負担していた。