セニョールバスカドールが電撃引退、サウジC連覇挑戦を断念
2025年01月23日 11:34
2024年のG1サウジカップを制したセニョールバスカドールが、出走を予定していた現地25日の米G1ペガサスワールドカップを回避して引退することが発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。
オーナーのJ.ピーコックJr.氏は、同馬が19日の調教で4ハロン49秒75だったことを受け、「今朝の調教内容に私たちは完全に満足できなかった」とXに投稿。サウジカップ後に引退という予定を早めたことを明らかにした。
セニョールバスカドールはマインシャフト産駒の7歳馬。4歳秋に重賞初制覇の遅咲きで、6歳となった昨年は1月のペガサスWC2着から2月のサウジCを勝利。3月のG1ドバイワールドカップでも3着と善戦した。
中東遠征から帰国後は11月のG1ブリーダーズカップクラシック5着など4戦して勝ち星がなく、12月のG2シガーマイルハンデキャップ9着がラストランとなった。通算成績は23戦7勝。なお種牡馬入りの公式発表はまだされていない。