現地1日、ドバイのメイダン競馬場で行われたG3ブルジュナハール（ダート1600m）に日本からテーオーサンドニが参戦。序盤から先行争いに加わったものの中間点付近で早くも後れはじめ、直線を待たずに失速して勝ち馬から32馬身差余りの14着（15頭立て）に沈んだ。

　米国のダート戦では軽快な先行力を披露してきたテーオーサンドニだが、この日はゲートから速さがなく鞍上のO.マーフィー騎手に促されて前へ。先頭の外3頭目に並んで馬群をリードしたものの、中間点付近から早くも追走が苦しくなりはじめ、最終コーナーでは脱落して後退するばかりとなった。

　レースは内ラチ沿いで中団キープのフォートペインが、直前から先に抜け出したオアシスボーイを差し切って快勝（1.1馬身差）。両馬と前後する位置で並走していたメンデルスゾーンベイが馬群の外を回ってさらに3.41馬身差の3着争いを制した。

　フォートペインはフランスのN.コーラリー調教師が管理するリオデラプラタ（父ラーイ）産駒の7歳牡馬で3度目の重賞制覇。ちょうど1年前にはメイダン競馬場で新設重賞のG3ラスアルホールを勝っており、ダートでは初の重賞勝ちとなった。