KYダービー路線のゴッサムS、重賞初挑戦のフラッドゾーンが完勝
2025年03月05日 13:00

現地1日、米アケダクト競馬場でG3ゴッサムステークス(3歳、ダート8ハロン)が行われ、好発から内の2頭に並んで先頭をキープした6番人気のフラッドゾーンが、並走する1番人気サンドデビルを直線半ばから突き放して完勝した(3馬身1/4差)。
さらに1馬身3/4差の3着には勝ち馬の背後で2列目を追走した3番人気のガラモンドが続き、デビュー4連勝で2番人気に推されていたサクロサンクトは追走一杯で8着に沈んだ。
フラッドゾーンはフロステッド(父タピット)産駒の牡馬。ガルフストリームパーク競馬場のダート6.5ハロン戦を5馬身1/4差で圧勝した前走後にワスナンレーシングが購入してB.コックス厩舎に移籍し、今回が重賞初挑戦で通算3戦2勝とした。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、コックス師は今回の勝利を喜ぶ一方でフラッドゾーンの次戦については保留。デビューからコンビを組み、8年間で7度目の重賞勝ちとなったR.グティエレス騎手は、この日までの1ターンよりも2ターンでさらに強くなると距離延長に自信を見せている。
この勝利でフラッドゾーンはケンタッキーダービー出走に向けて50点を獲得。ただ、ゴッサムS優勝馬は2011年のステイサースティがベルモントステークス(2着)からトラヴァーズステークスを制した程度で、近年の三冠戦ではあまり目立っていない。