現地8日、米タンパベイダウンズ競馬場でケンタッキーダービー路線のG3タンパベイダービー（3歳、ダート8.5ハロン）が行われ、I.オルティスJr.騎乗のオーウェンオールマイティが快勝した。

　最内枠からハナを切ったオーウェンオールマイティは手ごたえ十分のまま最後の直線へ入ると、一気に加速してリードを拡大。追いすがるチャンサーマクパトリックを寄せ付けず、3馬身半差を付けて逃げ切った。

　B.リンチ厩舎のオーウェンオールマイティはスパイツタウン産駒。デビュー2連勝後は勝ちきれないレースが続いて3連敗していたが、2度目の重賞挑戦で初制覇となった。

　米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、リンチ調教師は今後について「じっくり話し合う必要があるだろう」と語り、10ハロンへの距離延長への懸念からケンタッキーダービー参戦を明言せず。ただし今回のラスト2.5ハロンを29秒76でまとめたレースぶりから「もう少し長く走れるかもしれないという希望が少し湧いてきた」とも付け加えている。