G1ニュージーランドステークス（3歳以上、芝2000m）がエラズリー競馬場で現地8日に行われ、単勝1.4倍の圧倒的人気を集めたエルヴェンセダーが2番手に控えると、道中で先頭を奪いにきた3番人気ラクリックとの叩き合いを0.1馬身差で制した。

　エルヴェンセダーは好発から逃げの形を作るも、4番手を追走していたラクリックが中間点を前に進出。先頭を奪って直線に入ると追い掛けるエルヴェンセダーが一騎打ちに持ち込み、直線一杯に叩き合って最後にねじ伏せた。

　さらに2.5馬身差の3着には4番人気のカリアルファラシャが続き、2番人気のオーケストラルは発馬で後手を踏み6着に終わった。

　エルヴェンセダーはショッキング（父ストリートクライ）産駒の6歳セン馬でS.マーシュ調教師が管理。前々走のハービーダイクステークスから前走のWFAクラシック、さらに今回でG1レース3連勝と同時にニュージーランドS連覇を達成し、重賞は通算6勝目とした。