アイウィッシュアイウィンが調教中の故障で引退、豪短距離G1を2勝
2025年03月14日 11:10

豪短距離路線でG1を2勝したアイウィッシュアイウィンが、調教中に負傷して現役引退することを陣営が発表した。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。
アイウィッシュアイウィンはニュージーランドで生まれたサヴァビール産駒の6歳セン馬。4歳時からオーストラリアを主戦場とし、2022年10月には高額賞金レースとして知られるゴールデンイーグルを制覇。23年4月のTJスミスステークスでG1初制覇を果たした。
5歳時はジ・エベレストや短距離G1で善戦を繰り返し、24年6月にG1キングスフォードスミスカップを勝利。今季は2月のG1フューチュリティステークスで3着に入ったが、今月11日の調教後に歩様の乱れが出たという。
ワイカトスタッドのM.チティック氏は、簡単な決断ではなかったとしつつも「ピーターとキャサリン(ムーディ調教師とコールマン調教師)のアドバイスに従い、全員がウィッシー(アイウィッシュアイウィンの愛称)の引退に適切なタイミングだと感じた」とコメント。同スタッドで余生を過ごすことになると続けた。