米OBSマーチセールの最終日にあたる現地13日、同社のセール史上最高額となる300万ドル（約4億5000万円）でガンランナー産駒の2歳牡馬が落札された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　このガンランナー産駒は母がリアムズマップ産駒のタイナン。母のきょうだいにはブリーダーズカップジュベナイルなどG1で2着3回があり、G2ベストパルステークス勝ち馬のパパキャップ（父ガンランナー）と、G3ウィズアンティシペーションステークス勝ちのボッピーオー（父ボルトドーロ）がいる。

　ゼダンレーシングの代理人としてガンランナー産駒を落札したD.ラニ氏は「ガンランナーは素晴らしい種牡馬だ」「（落札した牡馬は）本当によく動き、期待されるあらゆることをやってくれた。とてもいい馬で、私たちはいい馬を見つけるためにここにいる」と語っている。

　なおこれまでの最高額は、2017年のスプリングセールにてクールモアに245万ドルで落札されたティズナウ産駒。この馬はコンキスタドールと名付けられて北米で走り、30戦7勝の成績を残したが重賞は未出走だった。