昨年のジ・エベレストなど豪州でG1レース4勝のベラニポティナが引退することになり、C.マー厩舎の公式SNSで現地18日に発表された。

　ベラニポティナは通算57戦11勝で3着以内は37回。明け5歳のマニカトステークスから6歳終盤のドゥームベン10000、タタソールズティアラ、そして明け7歳の昨年10月にはジ・エベレストを制してG1レースを通算4勝するなど、ウィンクス（2645万豪ドル）に次ぎ豪州歴代2位となる2275万豪ドルの賞金を獲得した。

　引退を伝えるリリースではベラニポティナの歩みを紹介するとともに、マー師の「ベラは最も堅実でタフな競走馬の1頭であり、育てることができるのは喜びだった。彼女は私にレースで感じる最大のスリルと素晴らしいキャリアとなるものを与えてくれた」などのメッセージを引用。今後の繁殖生活に向け、産駒たちが彼女の能力の半分でも継承できれば、彼らは無視できない存在になるだろうとエールを送っている。

　なお、リリースの最後にはベラニポティナが5月のパブリックオークションに上場予定であることも記載されている。