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ヴィアシスティーナが豪G1ランヴェットSを連覇、クイーンエリザベスSへ死角なし

2025年03月23日 12:05

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 豪G1ランヴェットステークス(3歳以上、芝2000m)が現地22日にローズヒルガーデンズ競馬場で6頭により争われ、単勝1.22倍の圧倒的人気を集めたヴィアシスティーナが中団追走から直線の残り200mで先頭に立ち快勝した。

 先頭から5馬身ほどの34番手で中間点を通過したヴィアシスティーナは最終コーナーに向かって進出すると、2番手から押し切りを図る2番人気リンダーマンに並び掛け、残り200mから1.53馬身差をつけて快勝した。さらに0.56馬身差の3着には最後方からフォークナーパーク(4番人気タイ)が追い込んだ。

 ファストネットロック産駒の7歳牝馬ヴィアシスティーナは2着のリンダーマンともどもC.ウォーラー調教師が管理。ランヴェットSは昨年に続く連覇で今季6度目(通算8度目)のG1制覇、重賞は節目の10勝目とした。

 豪競馬メディア『racenet.com.au』は、1シーズンでG1レースを6勝したキングストンタウンやブラックキャビア、ウィンクスらはいずれも年度代表馬に選出されていることから、それに並んだヴィアシスティーナの受賞も確実視。次戦に予定されるクイーンエリザベスステークスでは史上8頭目のランヴェットSとの連勝と、ウィンクスが持つ単独最多のG1レース年間7勝に挑む。

 もう1頭のお手馬であるロマンチックウォリアーとの比較を求められたJ.マクドナルド騎手は「ヴィアシスティーナは間違いなくそこにいる。ビッグボーイ(ロマンチックウォリアー)に勝つには良い馬が必要だが、彼女は間違いなくその域にあるし、走るたびに上昇している」と表現。「今日はあまりハードに走ってないから、クイーンエリザベスSでピークを迎えるために完ぺきな叩き台になったよ」と自信満々に答えている。