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1戦おきに重賞勝ちのシュワルツ、豪G1ウィリアムリードSで陣営の策が奏功

2025年03月26日 12:48

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 豪ムーニーバレー競馬場で現地22日にG1ウィリアムリードステークス(3歳以上、芝1200m)が行われ、2番人気のシュワルツが馬体を並べて逃げる3番人気シーズバレットプルーフを直線入口で突き放すと、道中6番手から追い上げる4番人気ベネデッタを振り切った(1馬身差)。

 シュワルツは外から並び掛けてくるシーズバレットプルーフに譲らず先頭をキープすると、最終コーナーから突き放して最後の100mで2馬身ほど抜け出し、外を回って追い上げるベネデッタからリードを守り切った。

 1番人気のジミーズスターは最後方の9番手から追い込むもさらに1馬身差の3着に敗れ、シーズバレットプルーフは5着に終わった。

 シュワルツはJ.オシェア&T.チャールトン調教師が管理するフェアリーキング系ズースター産駒の4歳牡馬で、昨年5月のG3ホークスベリーギニーから1戦おきに重賞を勝ち、今年1月のG2オーストラリアステークスで3勝目。前走のC.F.オーアステークスでは最下位の10着に敗れたが、見事に巻き返してG1初制覇とした。

 チャールトン師は豪競馬メディア『racing.com』に対して「今回の準備は彼について少し学んでいた。フレッシュな状態(オーストラリアS)ではここで支配的だったが、2週後の1400mでは続けられなかった」「距離を1200mに戻し、彼をフレッシュにしてこのレースを狙おうと頭の片隅に置いたんだ」と勝因を明かしている。