【ドバイWC】フォーエバーヤング絶好1週前追い!「ロマンチックウォリアーが強くしてくれた」
2025年03月28日 16:10

ドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、4月5日)へ向け、サウジCに続く海外G1連勝を狙う日本馬、フォーエバーヤング(牡4、矢作)が26日、舞台となるメイダン競馬場のダートコースで1週前追い切りを行った。
同じ厩舎の2頭、アメリカンステージ、シンエンペラーとの3頭併せ。2頭を追走する形から直線は大外を伸びて、豪快に先着する絶好の動きだった。
騎乗した荒木助手は「1週前なので、3頭併せでしっかりとやりました」と内容を説明し、「素晴らしい動き、走りでした」と感触を伝えた。「前走のサウジC(2月22日)でしっかり走ったので、当初は疲れはありましたが、ゆっくりと立ち上げて、もうダメージはないです。(ドバイワールドCへ向けた)乗り出しでまたがったとき、すごく馬が良くて、『来週が競馬でも行ける』と思ったくらいです。こちらが予定している調整をスケジュール通りにこなしてくれています。サウジCのときもすごく状態は良かったですが、今回もいいですね」と調整は順調の様子だ。
今月の「ロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキング」第1回発表で首位に立ち、世界から注目を集める存在。サウジCの最後の直線、香港の最強馬ロマンチックウォリアーとの名勝負はファンの感動を呼んだ。荒木助手は「ロマンチックウォリアーがヤングを強くしてくれた、そう感じます。ドバイではさらに強くなったフォーエバーヤングを見せられると思います」と胸を張る。世界の頂点に立つために、まずは来週のドバイワールドCに全力投球。世界の矢作厩舎が悔いのない状態でフォーエバーヤングを送り出す。【藤本真育】