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豪ローズヒルガーデンズ開催が荒天で順延、クイーンエリザベスSの有力馬に影響か

2025年03月30日 11:05

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 現地29日に行われる予定だった豪ローズヒルガーデンズ競馬場の開催が、荒天による馬場コンディション不良と回復の見込みのない天気を理由に取り止めとなり、G1タンクレッドステークスなど重賞8レースを含む全レースが現地41日に代替となった。

 順延となったレースのうち、タンクレッドSには英国のドバイオナー、G2ネヴィルセルウッドステークスにはチェオルウルフと、2週後のクイーンエリザベスステークスで前売り上位人気に推されている有力馬が出走を予定していた。

 豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、チェオルウルフには5日のG1ドンカスターマイルに振り替える選択肢もあったが、J.プライド調教師は「ネヴィルセルウッドSからクイーンエリザベスSへ行くプランAのままにするとオーナーたちに進言した」「彼をドンカスター、そしてクイーンエリザベスと走らせたくない。火曜日(1日)に走れば、大目標まで12日ある」とレース間隔を優先したい意向。

「(順延が)間違った判断と思えば批判するが、今回は正しかったと感じている。できる限り早くバックアッププランに取り掛かったしね」と主催者に理解を示し、「自分の馬についてしか話せないが、日曜日(30日)に軽く運動させて火曜日に備えるよ」とコメントしている。

 ローズヒルガーデンズ競馬場には前夜から13ミリの雨があり、降り続いたことで朝6時に「Soft7(重)」だった馬場状態が8時には不良を表す「Heavy」のレンジまで悪化。レーシング・ニューサウスウェールズ(RNSW)のチーフスチュワードは、午後には最大50ミリの大雨予報が出されていたため順延を決定したと説明している。