松坂大輔氏の球も受けた元大物メジャーリーガー馬主がドバイWCデーに参戦へ
2025年03月31日 13:55

野球のメジャーリーグで活躍したビクター・マルティネス氏(46)が所有馬リトルヴィック(牡6、J・アビラ)でドバイワールドカップデーに行われるゴドルフィンマイル(G2、ダート1600メートル、4月5日=メイダン)に参戦する。
ビクター・マルティネス氏はベネズエラ出身。インディアンス(現ガーディアンズ)、レッドソックス、タイガースで活躍し、オールスター出場(5回)やベネズエラ代表として、WBCにも出場している。レッドソックス時代には松坂大輔投手ともバッテリーを組んでいる。馬主としては、これまでに20年のG2タンパベイダービーを制し、G1アーカンソーダービー2着のキングギレルモを所有していた。
ドバイレーシングクラブの公式ニュースによると、マルティネス氏は「キングギレルモはケンタッキーダービーを熱発で残念ながら回避しましたが、彼以外ではリトルヴィックは私が所有した最高の馬です。私が選手だった頃、チームメートが息子のことをリトルヴィックと呼んでいたことがあり、この馬にリトルヴィックと名付けました。(ゴドルフィンマイルの)招待を受け、挑戦できるのがとてもうれしいです」と語っている。
リトルヴィックはプラクティカルジョーク産駒。20年のキーンランド・セプテンバーセールで5万ドルでビクター・マルティネス氏自身の名義で落札されている。これまでに26戦8勝。2走前のG3ミスタープロスペクターSは2着ホワイトアバリオと首差の3着。前走はG3フレッドW・ホッパーSで重賞2勝目を挙げ、勢いに乗って、中東ドバイに遠征する。