カリフォルニアスパングルが引退、香港とドバイでG1制覇
2025年04月12日 12:00

香港を拠点にマイルから短距離で活躍したカリフォルニアスパングルが現役を引退することが分かった。地元メディア『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が報じている。
カリフォルニアスパングルはA.クルーズ厩舎に所属した、スタースパングルドバナー産駒の7歳セン馬。4歳時は同世代のロマンチックウォリアーと三冠で鎬を削って香港クラシックカップを勝利し、以降は当時の最強馬ゴールデンシックスティとマイル路線で何度も対戦。2022年12月の香港マイルで王者を破ってG1初制覇を果たした。
6歳シーズンになると精彩を欠くレースが続いたため、陣営はマイルから短距離に路線変更。2024年3月には香港G1クイーンズシルバージュビリーカップとドバイG1アルクオーツスプリントを連勝した。しかし今季は新短距離王カーインライジングの台頭もあって連敗が止まらず、3月末のG2スプリントカップ6着がラストランとなった。通算成績は34戦13勝。
クルーズ調教師は「彼は最初からスーパースターだった」「どれだけ速く走りたいと願っても、それを叶えてくれた」とコメント。今後は許可が下り次第、オーストラリアのリビングレジェンズで余生を過ごす予定だという。