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カタールレーシングとボールディング調教師が決別、カメコらでG1制覇

2025年04月19日 11:48

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 これまで多くの活躍馬を送り出してきたカタールレーシングとA.ボールディング調教師が袂を分かったことが判明した。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 すでにカタールレーシングはボールディング厩舎から6頭の所有馬を移送済みとのこと。ボールディング師の妻であるアンナリサ氏は「アンドリューとファハド殿下の間に意見の相違があり、別々の道を歩むのが最善だと判断した」と語っている。

 2012年にファハド殿下らが創設したカタールレーシングとボールディング調教師とはこれまで蜜月関係にあり、カメコ(英2000ギニー)、エルムパーク(レーシングポストトロフィー)、サイドグランス(マッキノンステークス)、そしてカメコ産駒のニューセンチュリー(サマーステークス)と4頭のG1馬を輩出してきた。

 ボールディング厩舎は今年に入って絶好調で、すでに英平地競争で44勝をマーク。その中にはG3グリーナムステークスを勝って英2000ギニー有力候補となったジョンクウィル(ジャドモントの所有馬)も含まれている。

 一方、カタールレーシングは世界各国に事業を拡大しており、オーストラリア、アイルランド、フランス、日本などで定期的に所有馬を出走させている。