NEWS

ニュース

ニュース/コラム

クイーンエリザベス2世Cのエルヴェンセドール、蹄の不安から馬場入りを再開

2025年04月23日 13:12

  • 友だち追加数

 クイーンエリザベス2世カップ(27日)に出走を予定しているニュージーランドのエルヴェンセドールが、香港ジョッキークラブ(HKJC)の獣医規制・福祉・バイオセキュリティーポリシー部により左後肢の跛行を指摘され、先週から馬場入りを控えていたことが明らかになった。

 NZ競馬公式サイト『loveracing.nz』や香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)など、各メディアが現地22日に報じたところによると、エルヴェンセドールは香港入り後の獣医検査で左後肢の蹄に化膿性の炎症が見つかり、18日から検疫施設内で獣医による看護と蹄鉄治療を受けていた。

 その後、蹄の症状は21日に改善が見られ、22日午前からシャティン競馬場の馬場で通常の調教に戻れるよう獣医部門に認められらた。

 22日の動きを見守ったS.マーシュ調教師は状態に満足とした上で「後ろの脚を軽く化膿していたが、検疫施設の砂で運動していたし、今日の馬場での動きは軽快だった」「彼は大きなスクリーンに映る自分を見たことがないと思うけど動じなかったしね」「木曜日(24日)にザック(パートン騎手)を乗せて追い切り、我々もトラックで立ち会うつもりだよ」とコメントしている。

 なお、エルヴェンセドールは引き続き経過観察となり、レース前に行われる獣医の定期検査でさらに詳しい診断を受ける。