ロスアンゼルスが始動戦を快勝、愛G2ムーアズブリッジSでホワイトバーチの連覇を阻止
2025年05月07日 13:30

現地5日に愛カラ競馬場で行われG2ムーアズブリッジステークス(4歳以上、芝10ハロン)は、1番人気のロスアンゼルスが2番手追走から最後の1ハロンで抜け出し、昨年の勝ち馬で2番人気ホワイトバーチの追撃を振り切った(クビ差)。
ロスアンゼルスがゲートを決めて2番手で流れに乗る一方、ホワイトバーチは1馬身ほどの出遅れからロスアンゼルスの背後に取りつき、1馬身半から2馬身ほど離れてマーク。直線で加速するロスアンゼルスが最後の1ハロンで先頭に立ち、食い下がるホワイトバーチを振り切った。さらに2馬身1/2差の3着にはホワイトバーチと道中並走のトラストユアインスティンクトが続いている。
A.オブライエン厩舎のロスアンゼルス(父キャメロット)は昨年8月のG2グレートヴォルティジュールステークスに続く通算5度目の重賞制覇。今回は10月の英チャンピオンステークス(9着)以来となる4歳初戦だった。
オブライエン師は英競馬メディア『racingpost.com』などに対して「予定としてはタタソールズゴールドカップを見据えてここで復帰し、上手くいけば(ロイヤルアスコット開催の)プリンスオブウェールズステークスへ向かうつもりなんだ。それからキングジョージも考えるし、少し休ませて、ロイヤルホイップステークスでここに戻ってきてから凱旋門賞でもう一戦となるかもしれない」と今シーズンの具体的なプランを明かした。
なお、大手ブックメーカーの『パディパワー』と『ベットフェア』は、ロスアンゼルスが昨年3着だった凱旋門賞における前売りオッズを25倍から17倍にカットしている。