4月のUAEダービーで2着と好走した英国調教馬ハートオブオナーが、現地17日の米クラシック第2戦プリークネスステークスに向けた出走準備を開始することをJ.オズボーン調教師が明らかにした。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　オズボーン調教師は「チャーチルダウンズ競馬場で検疫を受けねばならないのが少し面倒だ。12日にはピムリコ競馬場に出発し、翌朝には到着する予定」だと語った。

　オナーエーピー産駒のハートオブオナーは昨年12月のデビュー2戦目からUAEで走り、2連勝後に1月のUAE2000ギニーで2着。さらに一戦（2着）を挟んで4月5日のUAEダービーで日本馬アドマイヤデイトナの2着に入った。

　オズボーン師は「UAEダービーの後は休養が必要だと最初は思っていた。ドバイで5レースも走ったからね。しかし帰国した時、彼はまだ休養する準備ができてないと言ったんだ。帰国してからは順調だよ」とコメント。

　さらに「英国には彼にぴったりのレースがなかった」としつつ、「ケンタッキーダービーは明らかに間隔が短すぎた。約2週間の猶予はとてもプラスになるだろうから試してみようと思う。プリークネスSで順調に走れば3週間後のサラトガ（ベルモントS）を目指す」と続けていた。