豪モーフェットヴィル競馬場で現地10日にG1ザ・グッドウッド（3歳以上、芝1200m）が13頭により争われ、後方2番手で中間点を通過した2番人気のリザーブバンクが直線で大きく広がった馬群の真ん中から1.36馬身抜け出して混戦を断った。

　序盤からじっくりと運んだリザーブバンクは、外に1番人気のギガキックを見るようにして後方を追走。最終コーナーで大きく外を回ったギガキックに対して中に進路を求めると、3番手から抜け出す構えのサースウェイ（11番人気タイ）の背後から一気に混戦を断った。

　3頭一線の2着争いはサースウェイが外から追い込むギガキックを0.01馬身抑えている。

　リザーブバンクはM.プライス＆M.ケントJr.調教師が管理するキャピタリスト（父リトゥンタイクーン）産駒の3歳牡馬。前々走のリステッドから前走のG2トビンブロンズステークスで重賞初制覇、そして今回と3連勝で頭角を現してきた。

　B.メルハム騎手との結婚により登録名を改めたJ.メルハム（J.カー）騎手は、ベネデッタで制した昨年からザ・グッドウッド連覇としている。