クールモア期待の若手種牡馬、ケイリクスが急死
2025年05月31日 10:21

クールモアグループの期待の若手種牡馬として注目されていたケイリクスが、足の負傷のため急死したことが発表された。9歳だった。
ケイリクスはジャドモントがオーナーブリーダーのキングマン産駒。おばに英G1スプリントカップ制覇のアフリカンローズ、いとこには愛2000ギニーなどG1を3勝のネイティヴトレイルがいる。
現役時代は故障で3歳の夏に引退を余儀なくされたこともあってG1制覇こそならなかったものの4戦3勝と底を見せないままで、2歳時に英G2コヴェントリーステークスを勝った際の2着馬アドヴァータイズが後に仏G1モーリスドゲスト賞などを勝ったことで評価を高めた。
主な産駒は英G2ダッチェスオブケンブリッジステークスを勝ったペルシアンドリーマー、仏G2クリテリウムドメゾンラフィット勝ちのクラシックフラワー、愛オークス3着馬パープルリリー、英G1デューハーストステークス3着のエベンシャダッドなどがいる。
クールモアスタッドのC.マーフィー氏は「将来有望な若い種牡馬を失うのは非常に残念。昨年はブリーダーから厚い支持を受け、将来は非常に明るいと見られていた」と早世を惜しんでいた。