香港G3ライオンロックT、重賞初挑戦のプレイフォーミールがG1常連組から逃げ切り
2025年06月01日 08:30

現地5月31日、香港のシャティン競馬場で行われたG3ライオンロックトロフィー(芝1600m)は、6番人気のプレイフォーミールが発馬良くハナに立って軽快に飛ばし、2番手から食い下がる9番人気チェンチェングローリーに1/2馬身差をつけて逃げ切った。
さらに3/4馬身差の3着にはラチ沿いで5番手追走の8番人気ビューティーエターナルが続き、1番人気のヨハネスブラームスはビューティーエターナルの外に並走も直線で伸び切れず7着、前走の香港チャンピオンズマイルで波乱を呼んだレッドライオン(5番人気)は6着に敗れた。
プレイフォーミールはW.モー調教師が管理するジャスティファイ産駒の4歳セン馬。2023年の10月に豪州でデビュー2連勝してから香港に移籍し、今シーズンの9月28日に5戦目で初勝利を挙げた。その後は勝ちあぐねて今回はクラス2からの重賞初挑戦だったが、2着のチェンチェングローリーより16ポンド(約7.25kg)、トップハンデのレッドライオンより20ポンド(約9kg)軽い斤量が物を言った。
香港ジョッキークラブ(HKJC)の公式サイトによると、かつてA.クルーズ調教師の下で攻馬手などを務めていたモー調教師は「このレースは今シーズンのターゲットの一つだった。夢が叶ったよ」と開業2年目での重賞初制覇を喜んでいる。