メトロポリタンH回避のナイソス、米G3トリプルベンドSを圧勝
2025年06月02日 13:35

現地31日、米サンタアニタパーク競馬場でG3トリプルベンドステークス(ダート7ハロン)が行われ、1番人気に推されたナイソスが5馬身半差で圧勝した。
わずか4頭立てのレースは前半こそほぼ横一線だったが、第3コーナーからはハナに立つナイソスと2番人気のドクターヴェンクマンとの一騎打ちに。それも直線に入ってからはナイソスの独壇場となり、最後はほぼ流しながら余裕の勝利を収めた。
B.バファート厩舎のナイソスはナイキスト産駒の4歳馬。デビュー3連勝しながら故障でクラシックには縁がなく、約1年3カ月ぶりの復帰戦だった5月3日のG1チャーチルダウンズステークスは2着同着で初黒星を喫したが、今回であらためて地力の高さをアピールした。
米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、バファート調教師は6月7日のG1メトロポリタンハンデキャップへの出走も検討したが、「メットマイルが絶好の条件だったことは分かっているが、彼にとって必要だった」とG3のここへの出走を選択。「ここからはしっかりと準備を整え、出走レースを選んでいく」と語り、最終的に秋のブリーダーズカップ開催を見据えていることを示唆した。