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仏ダービーはカミーユピサロが制す、仏2000ギニー3着から戴冠

2025年06月02日 13:40

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 現地1日、仏シャンティイ競馬場でG1仏ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2100m)が行われ、1番人気に推されていたカミーユピサロが接戦を制した。

 最内枠から出たカミーユピサロは5番手付近で機を伺う構え。そのまま直線に入ると前がふさがりかけたが、R.ムーア騎手が巧みに先行勢の隙間を突いて進出。残り200メートル過ぎで先頭に立つと、外から迫ったクアリフィカーを半馬身差で抑え切った。さらにクビ差の3着にはディテインが入った。

 A.オブライエン厩舎のカミーユピサロはウートンバセット産駒。2歳時に仏G1ジャンリュックラガルデール賞を勝ち、前走のG12000ギニーは同厩馬アンリマティスの3着。今回はそのアンリマティスに騎乗していたムーア騎手に乗り替わってのクラシック制覇となった。

 セントマークスバシリカ(2021年)以来2度目の仏ダービー制覇となったオブライエン調教師はカミーユピサロの今後について、「10ハロンはもちろんだが、マイルに戻っても問題ないと思う」とコメント。「私たちはレースごと、2週間ごとに状態を確認したうえでレースプランを決め、流れに身を任せている。彼が12ハロンを走れるかどうかは分からないが、一流馬であることは明らかだ」と英競馬メディア『At The Races』に話している。