ゴリアットが復活の狼煙、仏G3ラクープを逃げ切り勝ち
2025年06月09日 13:30

現地8日、仏パリロンシャン競馬場でG3ラクープ(芝2000m)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたC.スミヨン騎乗のゴリアットが鮮やかに逃げ切った。
押し出されるように先頭に立ったゴリアットは後続を引きつけながらレースを牽引。隊列に変化ないまま直線に入ると残り400メートル付近でスパートしたゴリアットが後続を突き放し、番手から追いすがるグランドスターズを寄せ付けないまま1馬身3/4差を保ってゴールした。
F.グラファール厩舎のゴリアットはアドラーフルーク産駒の5歳セン馬。昨年7月に英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制した後は11月のG1ジャパンカップ6着、今年4月の香港G1クイーンエリザベス2世カップ9着とアジア遠征で結果が出ていなかったが、地元でのレースで復活の狼煙を上げた。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、グラファール調教師は「ゴリアットはどんなペースでもスピードを出せる馬だが、とても緊張しやすいのでリラックスさせる必要がある。それがシャティン(香港)で結果が出なかった理由だ」とコメント。今後については「関係者と相談する必要があるが、再びビッグレースを目指す」と語った。