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クリムゾンアドヴォケートが豪脚一戦、英G2デュークオブケンブリッジSを快勝

2025年06月19日 13:49

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 現地18日、ロイヤルアスコット開催で英G2デュークオブケンブリッジステークス(4歳以上牝馬、芝8ハロン)が行われ、J.マクドナルド騎乗のクリムゾンアドヴォケートが圧倒的な1番人気に推されていたシンデレラズドリームらに快勝した。

 スタートが今ひとつで後方2番手からとなったクリムゾンアドヴォケートは道中で最後方まで下がり、直線残り2ハロン過ぎでもまだ最後方だったが、そこから馬群の外に出してスパート。鋭い末脚で一気に先頭まで突き抜け、米G1ベルモントオークス勝ち馬のシンデレラズドリームを1馬身3/4差で退けた。

 昨年の愛1000ギニー馬フォールンエンジェルはさらにアタマ差の3着。昨年の覇者で勝ち馬と同厩舎のランニングライオンは4着までだった。

 J&T.ゴスデン厩舎のクリムゾンアドヴォケートはナイキスト産駒の4歳馬。約1年前に米国から移籍し、今年は短距離路線からマイル路線へ転向。5月のリステッドで欧州での初勝利を挙げたばかりだった。

 J.ゴスデン調教師は「あの3頭を差し切るとは思っていなかった」と競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に驚きを語り、マクドナルド騎手は「彼女がリラックスして走れるか、1マイルをこなせるかが懸念事項だったが、その全てをクリアしてくれた」「ウィリアム(シンデレラズドリーム騎乗のビュイック騎手)がスパートした時もまだ手綱を握っていた。加速が非常に速く、今では1マイルを力強く走る。将来が楽しみだ」と話している。