ディープインパクト系スタディオブマン産駒の牝馬カルパナが、現地28日の愛G1プリティポリーステークスでオーナーのジャドモントに昨年からの連覇をプレゼントしようとしている。

　ジャドモントは昨年のプリティポリーSをブルーストッキングで制覇。同馬はその後、仏G1ヴェルメイユ賞と仏G1凱旋門賞を連勝してみせた。昨秋にG1英チャンピオンズフィリーズ＆メアズステークスを勝ったカルパナはブルーストッキングと同じ道筋を辿ることを期待され、10月の凱旋門賞参戦が長期的な目標となっている。

　カルパナは今年初戦だった前走の愛G1タタソールズゴールドカップで、強豪牡馬たちに交じって3着。その後はロイヤルアスコット開催での英G2ハードウィックステークスを回避してプリティポリーSに回ってきた。

　陣営の欧州レーシングマネージャーであるB.マホン氏は「アスコットの馬場は少し速かったと思う。こちらでは少し雨が降ったので馬場は向いているだろう」とコメント。「ワール（英オークス2着馬）のような実力馬と12ポンド（約5.5キロ）の斤量差は大変だが彼女の調子は良く、いいレースをしてくれると思う」と英競馬メディア『At The Races』に話している。